#008	もくじ/集合住宅/コーポラティブハウス/コーポラティブハウスに住みたい！（3/4）

事前に参加者を募集し、計画時から住まい手主導の設計を行うので「同じ建物でもここまで違うのか」というくらい、一戸ごとに見事に設計が異なります。 　最近では、分譲マンションでも専用部分のみ自由設計可能なS・I（スケルトン・インフィル）式のマンションも注目されていますが、コーポラティブ方式は、共用部分の設計にも参加者が関与するため、外観のデザイン、共用設備や共用スペースも話し合いにより納得のいくものが得られます。 　一般的な分譲マンションの価格の80％程度で仕上がります。通常の分譲マンションは、売れ残る場合のリスクを抱えているため、売り主が価格の約20％分の利益を得る構造になっています。これにモデルル−ム建設や新聞・雑誌広告等の宣伝費約10％も反映され、価格が上がってしまうのです。 　コ−ポラティブハウスでは、この両費用を大幅にカットでき、計画前に住人を集めるので売れ残るリスクはありません。 　1年以上もの長期間、「自分らしい心地よい住まいをつくる」という同じ目的に向かってスクラムを組むわけですから、いい意味での連帯感が生まれるはずです。入居後のマンション管理や数十年後の大規模な改修などもやりやすくなります。 　コーポラティブハウスは住み手が十分に検討した住まいですから、結果的に他の人が見ても魅力的なものになっている場合が多く、売りに出しやすい。 　参加者の希望を取り入れながら白紙から設計、施工していくため、参加者が募集から入居できるまでには、最低でも2年はかかるため、「いますぐ家が欲しい！」という方には向きません。規模が大きくなるにつれ総会の回数も増え、工期は長くなりがちです。 　参加者が主体となって住宅を建てるため、参加者全員での集まりが10回前後もたれます。これとは別に各住居の設計のため設計士との個別打ち合わせも必要になり、かなり手間がかかります。また、手間と時間をいとわず、トラブルがつきものの組合内の付き合いを楽しむ余裕が必要です。 　分譲マンションのようにモデルルームを用意しないため、模型やパース、ＣＧでは一般の方には完成イメージがつかみにくい。 　一般の分譲マンションのように完成した住まいを購入するのではないため、白紙から自分で組み立てて行かなくてはいけない。専門家のサポートがあるとはいえ、要望やイメージを設計者に伝え、提案や助言を理解するためには本人もかなりの勉強が必要。。。 [C O L U M N] コーポラティブハウスに住みたい！ ((( back： コーポラティブハウスって何？ コーポラティブハウスってどうやって物件を探すの？：next )))		お問い合わせは こちらまで リクエストは こちら 000 もくじ ENE HOUSEの考えるコーポラティブハウス 010 建築家と建てるマイホーム 020 マンション管理 027 建築なんでも相談室 028 ご意見・ご要望 029 メールマガジン 030 無料セミナー

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